昨年の出生率 過去最小について思うこと

ニュースで昨年1年間に生まれた子どもの数は全国で84万人余りで、過去最小となったと報じられていました。

じぶんの周りを見渡せば、兄弟児がいるし、3人、4人兄弟の家庭もざらにあり、少子化を感じることは少ないです。
なので、必然的にわが家は少数派の一人っ子なわけで、少し肩身の狭い思いもしたことがあります。

私自身、結婚したときは3人くらい子どもが欲しいと漠然と思っていました。
きっと、私も二人目、三人目と産んでいたらきっと同じように、
『どうして兄弟児を産まないんだろう』って思っていたんだろうなぁって。

私の場合は、欲しかったけど縁がなかった。
悲しい流産というお別れも数回重ねて
その内、わが家は3人家族が心地良いという風になっていきました。
二人目不妊というやつですね。

さすがに娘が小学生に上がる頃には周囲の『二人目は?』っていう空気も和らいできて、
だいぶ生きやすくなりました(笑)

でも、一人っ子で結果良かったと安堵している自分がいます。
それは、これからやってくる経済的負担のことでもあるし、
実際産んでいたとして、ちゃんと育児をこなせていたのだろうかという疑問。

娘を産む時に子どもを育て上げるには教育や養育などで一人2,000万円は必要だと耳にしたことがあります。
家を買うレベルで子どもを育て上げるんだとビビってしまったものです。
それが、あと1人 あと2人と増えれば、必然的に経済的負担は大きくなっていく。
今も娘に好きなものを好きなだけ買い与えている生活ではないけれど、もっと余裕なく生活していたのだと思います。
兄弟として生活することは、お金では買えられないきずなや人間力が成長するとてもかけがえのないもの。
でも、この世の中は何をするにもお金が必要。
子どもがもしも何かを成し遂げたい チャンスを掴みたいとなったとき、応えられるか。
わが家の場合は、今がいっぱいいっぱいだと思いました。
もちろん 自分で開拓できる人間であるように育て上げるのがわが家の目標です。
一人っ子なので、私とパパがなくなったら一人。
その時にちゃんと自分の足で立てていられる人間であって欲しい。

そして、兄弟児が生まれていたとして、ちゃんと育児をこなせていたか。。。
パパは自他共認める仕事人間です。朝家を出たら、夜10時、11時くらいまで帰って来ません。
土日もたいてい仕事に行くので、娘のときもワンオペ状態で回っていました。今もです💦
さらに子どもがいたら、きっと私潰れていたな、、、 と今更ながらに思います。

あの頃は漠然と子どもが欲しいと思っていたけれど、気づけば私には相応しい家族の形だったのだと思います。
兄弟がいたら、娘の性格って変わっていたのかなとか、娘に申し訳ないなという気持ちも片隅にあります。
きっと、この気持ちはずっと続くものだと思うので、受け入れていこうと思います。
兄弟児を育てているママたちには本当に尊敬の念しかありません。

最初から子どもを望まない家庭
望んだけれど、縁がなかった家庭
金銭的な理由で望めなかった家庭
キャリアアップが理由で望めなかった家庭
ワンオペが怖くて望めなかった家庭

結婚自体を踏みとどまっている人たち

様々な家庭の事情や結婚に対する不安が起因して、過去最小の出生率になっていること。
子どもを望んでいる人には、家庭の努力ももちろん必要ですが、
社会の仕組みを変えることで、解決できることもあると思います。

ただ、もともと望んでいない 望んだけれど叶わなかった人 結婚に不安を感じている人たちにも
暖かく寄り添ってくれる社会であることを切に願うのです。


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