お疲れさまです。
今日は私が好きな本について。
最近のお気に入りは町田その子さんの『コンビニ兄弟』です。
心がジーンと温かくなるような物語を求められている方にオススメです!
町田その子さん。
昨年あたりに書店でその名を目にされた方も多いかと思います。
『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞された著者です。
本屋さんで大きくPOPが貼られていたのが気になり、まず『52ヘルツのクジラたち』から読み始めました。
読後数日は爽快感や倦怠感など様々な感情の余韻が続いていました。
『52ヘルツのクジラたち』で魅了された私は、次に『コンビニ兄弟』を手に取りました。
前述した52ヘルツのクジラたちとは趣向が全く違い、良い意味で裏切られました。
『52ヘルツのクジラたち』は涙ながら(途中はほぼ嗚咽まじりに)読んだのですが、
『コンビニ兄弟』はほっこりです。
物語は
九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」の門司港こがね店が舞台です。
悩みや問題を抱えるお客さんやスタッフをフェロモン店長こと志波さんを始めとする周りの人々の
フォローにより前へと進んでいくという内容です。
一話ごとに年代、性別が違う人々が抱える悩みが等身大で共感できることが多く、
全ての話を読み終えると全てが繋がり、物語としても読みやすかったです。
また、クスッと笑える場面もあるので、ひと目につかないところでゆっくり読まれることをオススメします。
コンビニを舞台にしているだけあって、
随所に散りばめられているコンビニコーヒー、コンビニスイーツ、お弁当などが
美味しそうに描写されています。
身近な存在なコンビニだけあって、ちょっと足を運ぼうかなぁと思うくらいです。
最初は「コンビニ兄弟」、「フェロモン店長」っていうワードが
むず痒く、現実味ないかなぁ。。。って読み進めたら、
もうどっぷり浸かりました(笑)
登場人物もその周りを構成する雰囲気もすべてが魅力的で愛おしいです。
ジーンと温まるそんなお話、いかがですか?
そして、コンビニ兄弟2も昨年の12月に発売されていたようです。
2も評判良いようなので、落ち着いたときにはぜひ見てみたいと思います✨