だんだんと暖かい日差しが差し込んできて、春の気配を感じます。
春と言えば、卒業 出会い 転機 出発 なにかを終え、新たに始めるそんな区切りある季節。
アラフォーともなると、自分軸ではなく、
子ども軸、パパ軸で区切りの季節を感じるようになりました。
昨日、親しくしているママ友と話したときのこと。
容態が悪かったお父さんが亡くなったこと、そして家業を継ぐ決心をしたことを聞きました。
その家業は伝統工芸の一つであり、年々職人が少なくなっていると聞いたことがあります。
彼女も自分が継ぐとは考えてもいなかった。
でも、いざお父さんが亡くなり、その伝統が途絶えるのを実感すると自然と継ぎたいという気持ちが芽生えた。
今まで違う職種で正社員として働いていたけれど、4月からはパートになり空いた時間でチャレンジしていく。
そう報告を受けました。
実行できる力強さと行動力。でも淡々と話してくれる冷静さ。家族の理解力。
きっと彼女なら伝統をつなげることができると思います。
それが彼女の進む道。
彼女の決断にエールを送りたい。
そして、私も彼女の力になれることを探していきたいと思いました。
伝統工芸品を作ることはできなくても、彼女の力になることはできる。
それは間接的だったとしても、伝統工芸の継承に繋がっているんだと信じて。
私自身は変わらない日常が続くけれど、そっとサポートできる存在でありたい。
それが自分の進む道。
ふと春の到来を感じたそんな出来事でした。
